
愛真の日々
Title:食の授業が行われました!
江津の気候も肌寒くなり、朝のラジオ体操が少し辛そうな生徒たちの姿があります。
AAF(Aishin Art Festival)が終わり、ゆっくり過ごしたり出掛けたり、余裕を持って過ごしている様子が
見られます。愛真パンには菜園班が育てたカボチャが練り込まれ、黄色く美味しそうなパンが食卓にのぼって
います。生徒たちが美味しそうに食卓を囲む姿はいいものですね。すっかり食欲の秋なのかなと感じます。
この度、食の授業の講師に三重県亀山市と京都を拠点に活動されている岡田桂織さん、スタッフの真鍋奈保
子さん、谷 陽子さんをお招きしました。
岡田桂織さんは三重県では食材を売る商店を営まれながら、出張料理教室『桂樹庵』を展開されていまし
す。呼ばれればどこにでも飛んでいくと言う姿勢で小中学校の食育の授業や大人に対しても食の大切さを伝
えている方です。今は京都と三重を拠点に活動されているそうです。
授業では、身体を温める食材・冷やす食材のこと、油にも圧搾法と抽出法があり、抽出法は素材全てを
絞り出す方法で安価で手に入りやすいもののノルマルヘキサンという薬を使い何度も高圧、高温にかけてか
なり酸化した油だそうです。酸化した油を摂ることは身体に負担をかけてしまうことが分かりました。
丁寧に作られたお味噌やお醤油、油などは高く思えてなかなか買えないと思いがちですが、良いものを作っ
ている方々の生活を支えるという消費者活動の大切さも教えていただきました。
奥出雲には井上醤油さんという昔ながらの方法で作っておられるお醤油の蔵元があるそうです。
とても香り高く美味しいお醤油でした。数種類の油やお醤油、お味噌を味見させてもらいました!
前日は高野豆腐とひじきの春巻きや、手で砕いた椎茸やゴマがたっぷりのお汁、棒々茄子(棒々鶏の蒸し
た茄子)きびご飯を、生徒と一緒に調理に入り作ってくださいました。とっても身体が温まり美味しくいただきま
した!!
夜の懇談会が持たれ、生徒から沢山の質問が出ていました。
先生の生き方の素敵さに感激し自分の生き方を考える生徒も多くいました。人生に迷ったときにどうされまし
かとの質問が出ました。人生に迷った時に、家族のことで生命について考えさせられることがあり、やるべきこ
として日々を乗り越えてきた。いつ壁が目の前に来るかも分からず迷うかもしれない。だけど、生きてるから
迷うことができるのだと話してくださったことが印象的でした。
またお会いできることを楽しみにしています。この山でお待ちしています!「いってらっしゃい!」
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