
卒業生の声
Title:茅野 風歌(19期生 / 2009年 卒業)
社会福祉士 / 宮城県在住 / 大分県出身

どうして路上生活になるのだろう。そんな漠然とした問いを胸に、関わり始めた生活困窮者支援。住まいを失った方々に一時的な住居を提供し、生活や就労、対人関係など自立支援を行っています。
さまざまな成育歴、特性、病気、過去を抱えた方々と関わり、社会で生きるということは当たり前のように見えて、実はとても難しいということに気づかされます。
生活困窮者に目を向けるきっかけは、社会に埋もれているさまざまな問題に焦点を当てた愛真の教育でした。また愛真の共同生活や、あえて楽をしない不便な生活には、「生きる力」を育む多くの学びがありました。
人との距離が近く、また楽をしたいという気持ちがおこる生活は、まさに自分との闘いでした。しかしその中で自分が必要とされているという実感、人のぬくもり、ありのままを受け止めてくれる仲間の存在は、 愛真で得たかけがえのない宝です。
愛真で培った目、心、仲間を大切に、社会で懸命に生きる人々と共に生きていきたいと思っています。