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キリスト教愛真高等学校

(少人数・全寮制・普通科)

Tel:0855-52-5795

卒業生の声

卒業生の声

Title:遠藤 亜希(11期生 / 2001年 卒業)

農業・畜産 / 島根県在住 / 島根県出身

島根の隠岐の島で黒毛和牛を放牧で飼育しながら米や野菜を作り、農家カフェを運営しています。1頭だけ乳牛も飼育し、絞った牛乳は日常やカフェで使っています。

繁殖和牛農家は、何回も何回も子牛を産む母牛と、食肉生産の基となる子牛を大切に育て出荷する仕事です。母牛は出産という役目を終えても、なお肉となって私たちの命の糧となります。命に感謝していただくこと、食べることは生きること―未来につなぐメッセージを持ち私が農業生産をしている原点は、愛真高校から始まっています。

愛真高校では、普通科の勉強だけでなく、農業や食の大切さなども学びました。
私は在学中は製パン班で朝食用のパンを焼いたり、調理の当番をしたりするなど食に関わる作業が好きでした。ある時、学校の特別授業で農業の大切さに気づかされ、農と食をつなぐ仕事への関心を抱き、いつか「ファームレストランを開きたい!」という夢を与えられました。
農業大学に進学したのちに農業先進国であるフランスへ留学。国を超えて生きるベースとなるものは「食」であり、それを支える農業者になりたいと思い日々歩んでいます。

農業は生き物や自然が相手なので、大変なことや予期せぬこともあります。マニュアルはないので「自ら考えて行動する力」が求められます。今の私が信念を持って動物や人と向き合えるのは、本気で物事や人と自分が向き合えた愛真での共同生活や経験が生かされているからだと思います。愛真で過ごした時間、そこで出会えた仲間や先生は、今でも私の励みになっています。

愛真は、私に「いかに生きるか」を問いかけ学ばせてくれました。

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