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キリスト教愛真高等学校

(少人数・全寮制・普通科)

Tel:0855-52-5795

教育の特色

「豊かな知性と確固たる良心を合わせ備えた責任の主体たる独立人の育成」という本校の教育目標を踏まえ、少人数かつ生徒の主体的な学習を後押しする環境・教育課程を設けています。

少人数制のため、生徒が質問や発表をする機会が多くあります。課題やレポート作成のため、図書室を活用し内容を深める学びを重視しています。高校で学ぶ教科はこれから生きていくための基本的教養となります。広い教養の上に立ってこそ、的確な判断力は養われます。選択授業は、2・3年生の合同授業です。コース制ではないため、科目選択に幅があり、生徒は個々の力を伸ばし、将来の進路に向けて課題を探ることもできます。

教科を超えた学び

2年生では、人権や環境問題、アジア諸国との関係などのテーマに基づいた学習があります。現代社会が抱えている諸問題に広く目を向け、自分たちが置かれている現実を直視するのです。
3年生では、「自主研究」を選択することができます。これは自らが設定したテーマについて、計画的に研究を進める科目です。1年間をかけて主体的に調べ、まとめたものを年度末に発表します。

特別授業

社会のさまざまな分野で大切な働きをされている方を招き、お話を聴く機会が多くあります。
国内外の厳しい現実の中で、人間がほんとうに尊重される世界を実現しようと尽力しておられる方のお話に、生徒は真剣に耳を傾けます。
このような機会を通して、生徒は世界に目を向けると共に、自分自身の生き方や将来の進路を考えるきっかけを与えられます。

聖書は本校の教育活動の中心とも言うべきものです。信仰の有無は問いませんが、自らの生き方を深く考える素材として、聖書を真剣に学び、真理を探究する姿勢を生徒に求めています。
毎週日曜礼拝が行われ、平日も毎朝に教職員が担当する朝拝、毎夕に全生徒が順番に担当する夕会が行われます。夕会では、各人が聖書・讃美歌を選び、それぞれの思いや意見をまとめた「夕会ノート」を全生徒・教職員を前に読み上げています。これらの礼拝・夕会は全員出席で、一人ひとりの生き方や諸問題を考えながら、共に祈る大切な時間となっています。各学年において、週1回聖書の授業も行われています。

本校では、平和を愛し、広い視野に立った国際的精神を育てることを大切にしています。1年生は広島で被爆証言を聞き、核兵器のない世界を作るにはどうすればよいかを考えます。2年生では広島県の呉と大久野島に出かけ、加害国としての一面に目を向けます。3年生では沖縄を訪れ、沖縄戦の実態や沖縄が置かれている現実について学びます。また韓国や台湾を訪問する研修旅行も毎年行っています。

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必要なものは 自分たちで整える

労働は本校の重要な教育活動です。自分から率先して働き、汗を流すことは喜びであると体験的に学びます。「自分たちの生活は自分たちの手で整える」ことを基本に、毎日の食事作りからトイレの汲み取りまで行います。人間が生きるためにはどのような働きが必要かを毎日の生活を通して学ぶのです。カリキュラムに組み込まれた週2回の「作業」は、園芸・菜園・修繕・水田山林・製パン・保存食品・養鶏・リサイクルの8つの作業班に分かれ、活動します。

  • 保存料や化学調味料を使用しない栄養価の高い食パンを食卓に提供するため、生地づくりから石窯で焼く作業まで、全過程を自分たちでこなします。
  • 鶏をヒヨコから育て、卵を産まなくなった後は、解体して食用とします。人の命が他の命を犠牲にして成り立っていることを考えさせられます。
  • さまざまな野菜を無農薬で栽培しています。収穫したものは厨房で生徒自らの手で調理され、日々の食卓に提供されます。

命によって生かされていることを知る

職員による指導のもと、毎日の食事はすべて当番の生徒が作ります。他に配膳・弁当詰め・食器洗いなどの当番も生徒が担当しています。
食材の一部は、菜園班・養鶏班・製パン班・保存食品班から供給されます。また生徒たちが自ら田植え・除草・稲刈りを行ったお米も食卓にのぼります。自分たちで作ったものを自分たちで調理し、食べることを通して、私たちが命によって生かされていることを知ります。

仲間と生み出すハーモニー

毎日の礼拝で歌われる讃美歌は生徒や職員にとって祈りであり、感謝であり、励ましです。
礼拝や音楽の授業だけでなく、校内には生徒の歌声が溢れています。歌い継がれたハーモニーを共通財産として、皆で歌い合えることは大きな喜びです。

豊かな自然の中で
培われるみずみずしい感性

音楽の授業と書道の集中講義は年間を通して全員が受講します。隔週で行われる全校活動では、美術、ハンドベル、陶芸、ナチュラルクラフトなどから興味のあるものを選択することができます。電子楽器やアンプなど機械を通さない生の音を奏でること、仲間と協調して一つの作品を作り上げること、あるいはひとり心を静めて製作に取り組み、作品を通して個性を表現すること、そうした感性の養いの場が、ここにはあります。

皆で話し合い、作り出す学校生活

本校では自治の精神を大切にしています。特に生徒会執行部を中心にもたれる話し合いは、学校の課題や決まりごとに対し、生徒・職員全員で考えを深める時間となっています。また、それぞれの委員会でもより良い学校作りのために何ができるか、議論を重ねています。

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